「髑髏城の七人」

「髑髏城の七人」
平成23年10月8日
会場:青山劇場
演出:いのうえひでのり
脚本:中島かずき
出演:小栗旬 森山未來 早乙女太一
 小池栄子 勝地涼 仲里依紗
 高田聖子 粟根まこと 河野まさと 千葉哲也
 右近健一 逆木圭一郎 村木よし子 
 インディ高橋 山本カナコ 礒野慎吾 
 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ 
 村木仁 川原正嗣 前田悟
 岩崎祐也 友部康志 仲圭太 橋爪遼
 浜田麻希 平田小百合 松永晃幸 
 三浦力 八木のぞみ 武田浩二 藤家剛
 加藤学 川島弘之 井上象策 安田桃太郎
 伊藤教人 菊地雄人


三度目のワカドクロです。



なんだかやっと余裕がでてきたみたい。
芝居の間ができてきて、焦って次のセリフへみたいな感じが少なくなって。
ちゃんと受け止めてるというか。


捨ちゃんは、無敵の鎧着てるほうが似合ってる。
背があるから、映えるよね。


そして、天魔ちゃんと蘭丸ちゃんの殺陣はもう、あの時のセリフ
じゃないけど、ずっとこのまま楽しんでいたいのよーって感じ。
もう美しかった・・・。
1幕の最後から2幕の頭んとこ!!これもまた永久保存ですわん。



二度目の時に、リンドウの心の奥にいる人が蘭兵衛だと気付いて(遅すぎるってば)
その気持ちに沿って見てると、なんとも切ないのね。
そして最後に蘭兵衛を撃つときだって、本当はリンドウの気持ちに気付いていて、
でもその想いには答えられなくて、精一杯の気持ちが最後の最後、
外道な自分をリンドウに殺してもらうということだったんだなあと。
本当に切ないです・・・かずきさん!



再演を重ねるごとに、登場人物それぞれの背景、
思い、価値観をより深くしていくことが、とても
楽しいと感じた公演だったなあ。
天魔王が信長に抱いていた思いだって、確かに
自分勝手なことだけど、あれほどの思いだったか…
と納得してしまうし。


個人的には、リンドウの
”女として幸せになりたいのに、戦闘能力ばかりが育っていく“
が妙齢女子の心わしづかみだと思うのよね!