元禄忠臣蔵〈第一部〉
元禄忠臣蔵 第一部 六幕十二場
真山青果=作
真山美保=演出
織田紘二=補綴・演出
第二幕 田村右京太夫屋敷大書院
同 小書院《第二の使者》
第三幕 播州赤穂城内大広間《最後の大評定》
第四幕 播州赤穂城下大石内蔵助屋敷玄関
同 中座敷
同 元の玄関第五幕 赤穂城内表座敷竹の間
同 黒書院の間
【出 演】
中村吉右衛門・中村梅玉・中村東蔵・中村芝雀・中村歌昇・中村松江・坂東亀寿・中村種太郎・中村隼人・大谷桂三・澤村由次郎・中村信二郎・片岡芦燕・中村歌六・坂東彦三郎 ・ 中村富十郎 ほか
お休みを取って行ってきました。
3ヶ月かけて「元禄忠臣蔵」を通し上演する、その第一弾。
吉右衛門さん=鬼平(長谷川平蔵)という私にとっては、あの渋い声
だけでも、くぅーって感じ。
この第一弾はまさに事件の発端ともいう大事なところですが、心情を
表に出さず、が、ついに心を決めて城を後にする大石内蔵助の姿が丁寧
に描かれていて、思わず涙がこみ上げました。
最後の場面、井関親子の亡骸に手を合わせた後、くっと顔を上げ、正面
を見据えたとき、目が赤く燃えるようにも見えて、まるでこの先の決心が
そこに現れているかのように感じました。
やはり、忠臣蔵はいい。うん。