「朧の森に棲む鬼」

朧の森に棲む鬼
平成19年1月11日(木)

出演
市川 染五郎  阿部 サダヲ  秋山 菜津子  真木 よう子  高田 聖子  粟根 まこと     小須田 康人  田山 涼成  古田 新太  他
中島かずき
演出 いのうえひでのり


何度目だよってツッコミはなしで。
だんだん前の席になってヤバい状態になってきてます。
はっはっは。




2幕からの染の悪っぷりにだんだん悪酔いしたみたいな状態で帰宅。
なんか悪に染まりそう。


最後にツナが「こんな熱い想いに駆られる日はもうないのだろうな・・・」って
いうシーンがあるんだけれど、その瞬間同じ気持ちになってるんだよね。
憎しみとか怒りとか、もしかして勘違いの愛とかも含めて、心の奥から
ぐーっと駆り立てるライへの気持ち。
なんて表現したらいいのかなという時に出てくる言葉で、妙にぴったりする
というか。
で、いつライは自分で自分を殺したか?
一番普通に考えると、ツナがライのカタナで切り付けたときなんだけど、
深読みしてキンタに苦し紛れの嘘をついた時のような気もするなあ。
嘘つきが嘘で夢を見せられなくなった時。嘘を本当にできなくなった時。
それにしても、シェークスピアマクベス*1もLOTR*2も、ちょっとそれ
苦しくないですか的などんでん返し*3なんだなあ。
さて次はどうかな。


あ、そうそう。ちょっと演出変わってた。うふ。

*1:マクベスの、女から産まれたものにはオレを殺せないとか。

*2:ナズグルの首領が、人間の男にはオレは殺せないとか。まあこっちはヨーロッパの古い伝説とかからきてるから、出所はシェークスピアと同じなのかも。

*3:あっ!日本でいう水戸黄門みたいな感じ?それだったらちょっと納得かも。いわゆる王道パターンなのか?