アジアの女

アジアの女


2006年9月28日(木)〜10月15日(日)
新国立劇場小劇場
作・演出:長塚圭史
富田靖子 近藤芳正 菅原永二 峯村リエ 岩松 了


「ダブリン」からpiperへ流れたとき出来た、もう1つの流れが長塚圭史
長塚ノアールと言われる暗黒面に翻弄される感じとその中にひとすじの
美しい希望が見えるところが好きなわけで。
今回は圭史くんは作・演出のみですが、観劇することに。


「過去を背負いながら、そこに“いる”こと、“生きる”ことが書きたかった」
(長塚圭史)


いつも圭史くんの描く女性像を見ていると、だぶん男子から見た女とは
こんな感じなんだろうなあという距離を感じるんだけど、今回の麻希子
は女として好きだった。”生きる”女だからかな。うん、ただ”いる”だけ
の存在から”生きる”存在に変わっていくことも好きだし、周りの人々も
いつしか”生きる”事を始めていくことも好きなんだと思う。
そしてこんなお話に出会えたのがとても幸せ。