「朧の森に棲む鬼」

朧の森に棲む鬼
平成19年1月24日(水)

出演
市川 染五郎  阿部 サダヲ  秋山 菜津子  真木 よう子  高田 聖子  粟根 まこと     小須田 康人  田山 涼成  古田 新太  他
中島かずき
演出 いのうえひでのり


とうとう来ました。朧鑑賞の最終日。
そしてご褒美のような最前列、ど真ん中。
もうもう夢のようなひと時のはじまりはじまり。




とりあえず新感線のお芝居で一番前ってことが、どんなことなのか
始まってすぐに思い知る。
迫力がすごっ!!!
舞台上を駆ける人の風がびゅんびゅん来るっ!!!
雨の水滴が見えるっ!!!
そして、なんといっても殺陣が近すぎて怖いっ!!
カタナが飛んできたら死ぬかも・・・とか余計な心配をするくらい。
あと染ちゃんが飛んできて、こちらに転がるんじゃないかとかね。
思わず支えようとした阿呆1人。うきゃきゃ。


それでも。
衣装の素晴らしさ。表情のすごさに圧倒され続ける。
もうね、DVD見てください。ゲキ×シネ見てください。
あんな表情してるんだって、改めて感動するから。
特に最後の染ちゃんは、本当にカブいていた。
切られるたびに表情が変わって、まるで映像のように綺麗で恐ろしくて
この世のものとは思えないくらいの狂気なのに儚げで。
今思い出してもゾクゾクする。


終わってからお友達に、「なんかねー何度も目があっちゃったよー(笑)」とか
言ってたら、「周りじゅう皆そう思ってるって!!!」との鋭いつっこみ。
そうなんですけどね。でもでもいいのっ!それでっ!
そうだな、思い出せること。
オープニングの朧文字が浮かび上がるシーン。思いっきり染ちゃんがかぶって
ほとんど見えず(涙)。仕方ないので染ちゃんの脇とか肘とかを観察(バカ)。
意外と二の腕は細いんですねっ(ってバカでーす)。
キンタが血人形の犠牲になるシーン。
ライ@染ちゃん、本当に本当に残酷な笑顔だった。
ホントに悪いヤツだっ!!って見てたら瞳がすごく綺麗だった(バカその2)。
休憩時間にビニールシートが配られたけど、芝居中はそうでもなく。
むしろカーテンコールの古田さんの水プーのほうに役立つ・・・。



本当に堪能しました。この朧月間。
いいよね。最前列。なんだか自分だけのためにお芝居してくれてるみたいな
幸福な錯覚に酔いしれました。幸せ・・・。