「橋を渡ったら泣け」
「橋を渡ったら泣け」
平成19年3月9日
会場:Bunkamuraシアターコクーン
作:土田英生
演出:生瀬勝久
出演:大倉孝二 奥菜恵 八嶋智人 小松和重 鈴木浩介
岩佐真悠子 六角精児 戸田恵子
コクーンシートで観劇。2階(というか実質3階)の横側席。
滝川クリステルかってくらいの首かしげ度にちょっと疲労。
ふいに極限状態に投げ出された人間達のお話はよくあるけれど、
極限までいきつきそうで、急に振り子みたいにいい方に戻っていく
お話だった。
ここで、極限の先まで行ってしまって、どろどろになってもなお
その先にある希望を描くと長塚圭史ワールドになるのね。きっと。
最近許すとか許されるとかを考えていたから、大倉さんに共鳴。
自分が許されると感じるために、許されてもう一度泣くために、
船で漕ぎ出したんだよね。
思うんだけど人はそんな風に強くなれるんだろうか?
そんな風にかっこよく生きられるのかしらん?
八嶋さんみたいに自分の分かる世界でだけ生きていたり、小松さん
みたいに虎の威を借るようになるとかのほうが現実的に思える。
ただ、信じれるものはたったひとつでもいいと思うんだけど。
!!*1