ニコラス・マクファーソン

ニコラス・マクファーソン

作=後藤ひろひと
演出=竹下宏太郎

出演=小須田康人 みのすけ 三上市朗
   六角慎司 平田敦子 アドゴニー/ 川下大洋

【東京公演】紀伊國屋サザンシアター
2006年8月22日(火) 19:00

あー面白かった!


ほんとに大王は天才だ。
完璧な世界。あるがままで全ての人が必要とされる世界。
現実だってそうなんだよね。あまり気にしていないけど。
誰もいなくていい人なんていないし、何かのためにあるんだって。
誰かに言ってほしくて、誰かに言いたくなるようなこと。
それを思い出させてくれるから、美しい芸術作品を見たような、
手のひらの中の宇宙を覗いたような素敵な気持ちになってしまうのかな。
いつも。


そもそも大王を知ったのは、2002年の「ダブリンの鐘つきカビ人間」。
あまりの面白さに愕然としちゃって(僧正のかっこよさにもやられたバカ)、
そのまま次回公演「ホセ中村とギャッフンボーイズ」のチケットを取った。
ところがネットで見ると”紙テープをご用意ください”とか訳のわからん
事が書いてあるじゃないの。
えーっと・・・お芝居ですよね?
えーっ!?違うんでしょうか??
不安を抱えたまま公演日を向かえ、会場と同時に紙テープ2巻を手渡され、
あれよあれよという間にお芝居が始まり、結局終わる頃には立ち上がって
踊り狂い、テープを投げまくり・・・・ああ楽しかった。
人生っていいよね。年とるって楽しいよね。
こんな出会いもあるんだもん。