夜空に溶けていくメロディ


グラナダを後に、バス*1コルドバに。
ホテル*2がメスキータの隣だったため、市内バス*3に乗り移動。今回は
緊張して降りるところをチェックしていた。


迷路のようなユダヤ人街を歩き回り、おいしそうなお店で昼食。
その後、花がもう終わりかけた花の小路、森のようなアーチが素敵
なメスキータを見て、アルカサルへ。
と思ったら、アルカサルの開館時間は14:00で終了(涙)*4


気を取り直して、バルでおいしいイベリコ豚生ハムおつまみに、
アルバンブラビール生(うまいっ)をのみのみ夜を待ちました。
実はコルドバではその夜、「歴史的名所で見るフラメンコナイト」
という催しがあるとネットで調べていたため。
22時開始。場所はアルカサル庭園の中です。
誰もいなかったらどうしよう、という不安は消し飛ぶくらいの盛況。
風がちょっと強くて、雲がとても早く流れる中で、最初はギターのソロ。
そして女性の力強い歌が印象的だったフラメンコ。名曲(と思われる)を
熱唱するおじさん。最後もまたフラメンコで終了しました。
哀愁をおびたメロディと苦悩にみちた表情という印象のフラメンコですが
今回見たのはとても優しくて明るい、希望に満ちたものでした。
今のその先にある未来に向けて、強く生きていく姿が見えた気がする。
中でも最初のギターソロは、美しいメロディが銀色の糸のように夜空に
向かって昇って溶けていくようで、忘れられない夜になりました。

*1:2.5時間。バスに乗ることに緊張感がなくなり(笑)爆睡。まったく記憶がない。

*2:ホテル CONQUISTADOR/Cordoba メスキータの横。パティオの見下ろせるかわいいお部屋でした。さすが4ツ星、朝食にイベリコ豚があった!!!!

*3:コルドバはバス路線図があちこちに置いてあって助かりました。

*4:ガイドブックによって開館時間が違う場合もあるので注意。季節によってもフレキシブルに変わるみたい。早いと14時終了当たり前みたいです。